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めと はなの さき

多声類シンガーソングライター「SaKi」の活動報告&雑記。

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透き通ったフィルターで観た世界は

最近マジメな曲とダメな曲が一曲ずつできた。
ライブでも既に2回披露させて頂いているので、なんの脈絡もなく、「真面目な方」の歌詞を公開してみる。
 

『clarté 』


目隠しで
「正義」と書いてごらん
いびつな常識が
浮き彫りになったね

ただ単に
聞く耳持たないだけ
「自分を貫く」とか
かっこつけちゃってさ

「正しさ」掲げて
異論ねじ伏せて
ピンポイントすぎる
ヒーロー気取り?
洞察力より権力?
からっぽな言葉ほど
ヒトを突き動かす

もう
正義も悪もないよ
あてになんでできないよ
怖いものを他所へやって
縄張り守る戦士よ
伝わらないわからない
それならそれでしょうがない
戦う意味がないなら
逃げるのも作戦じゃないのかい

不利になる疑問符
投げかけられれば
悲劇のヒロインごっこ
図星だったんだね

流れてきた情報
キャッチして丸呑み
深読みなどせずに
深みにはまるだけ
雨の日 誰かに
傘を乞うばかりじゃ
そのうち風邪引いちゃうよ?

その信号はボタン式だよ
押さなきゃなんも変わらないよ
自分に甘い方向にばっか
賢くなってどうすんの?
休んでるっていつまでさ?
頑張ってるっていつ頃さ?
泥沼脱する術だって
本当はわかってるくせに

吐き出した声が
壁で跳ね返って
ヒットするごとに
唇 噛み締め 頷いてる

もう
正義も悪もないよ
誰のせいにもできないよ
思い通りになんないくらいで
ちょうどいい世界なんだ
囲ってるものの半分を
思い切って取り払って
良好な視界の向こう
言うほど悪くない景色が
回ってたりするんじゃない?
ほら、

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たまや!

たまや!

蝉の声 小さくなる 日没
蒸し暑さが空気を支配して 重くのしかかる
子供の足音も途絶えて
残った静けさが声もなく 寂しさを集める

放たれた光 舞い上がったなら 沈黙は 破られる

「たまや!」

踊れや踊れ 長い夜をさあ彩れ
踊れや踊れ 空に情熱の花が咲く

祭り囃子は あの川のせせらぎ
提灯は 蛍たちの煌めき

鳴り響く太古は 火花の後を追いかける
踊れや踊れ 爆ぜる命燃え尽きるまで
踊れや踊れ 線香花火も微笑んだ

踊れや踊れ 散れど夜空の華となれ
踊れや踊れ 闇に七色の夢が咲く

↑撮影:友人Nちゃん。「花火見てこの曲が脳内再生されたよ!」と送ってくれました!

Daisy

野原に咲いている 清楚な白い花
君の名前は 「デイジー」

君はDaisy   この世界の朝から晩までを
君はDay's eye  見守ってる その優しい瞳で
僕にできる事と言えば
君がすくすくと 毎日育つように
水を与えることさ…

黄昏時には 妖艶な占い師
君の二つ名は「メジャー・オブ・ラブ」

君はDaisy   この世界の恋路に悩める人を
君はDay's eye  導いてる その繊細な花びらで
来る 来ない 会える 会えない
時には残酷な答えを出さなきゃいけないのも
君の仕事さ…

「ねえ、君は君の未来を占ったりしないの?」
そう聞いてみたら 君は首を振った
「保証のない未来ほど 美しく花開くから」

君はDaisy   この世界の朝から晩までを
君はDay's eye  見守ってる その優しい瞳で
君はDaisy   動けないのはとても不便だけれど
君はDay's eye  どんな風にも負けずに凛と咲く
その姿がね ああ デイジー…
僕の理想なのさ 憧れの的だよ
僕が君になれたら…I wish I were a DAISY



新曲です〜。まだ音源作っていません。
でも明日のライブで歌います!

暇だったので

シュールだけど切ない歌詞を書いてみた。


「カメレオン」

いろんなヒトと 仲良くなるたび
一つずつ あたらしい色を 覚える
わたしは カメレオン

あなたの お気に入り 何色?
尋ねずに見極めるの ちかごろ 得意な
わたしは カメレオン

もし 選ぶ色を間違えたなら
わたしがどんなにあなた想っても
その場でバイバイ
BAD BYE

でも選んでくれる色のなかに
ほんとのわたしの色はないの
あまりに汚く醜い色
だれも愛しちゃくれないの

そんなわたしは カメレオン

ある日あるヒトが言ったの
全部の色があなただから
どんな色でも見せてごらん
すべてを愛してあげるから

わたしすっかりその気になって
今日は鉛色に着せ替えた

すべて許された気になって
鉛の体で抱き着いたら
あなたは両手を広げたまま
あまりの重さで 後ろに倒れちゃった

「大丈夫だよ」と なだめるあなたが
見せた顔は 苦しそうで
見てられなくなった わたしは
「ごめんなさい」して 駆け出した

鉛のからだで走ると すぐ疲れるね
変に色が固まったのか
心のあたりがちくちくするよ
きっとあなたに抱き着いた時も
たくさんたくさん怪我させたのね

こんなことになったのは
はじめてじゃない
わたしが一番見せたい色は
みんなに一番嫌われる色
わかっているのにくり返す
わたしはまだまだ子供なのね

わたしはカメレオン
あなたの好きな色だけになりましょう
わたしはカメレオン
あなたが嫌いな色は捨てましょう
かわりに愛を、愛をください
もうそれ以外いらないわ

わたしはカメレオン
変色自在な生き物
わたしはカメレオン
なれないのは「わたし色」