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めと はなの さき

多声類シンガーソングライター「SaKi」の活動報告&雑記。

サポートライブの話

告知はツイッター&FB、写真つきライブレポは撮影して下さった写真をシェアさせて頂きつつのFB、そしてブログには、それらに投稿するには長ったらしかったり重かったり、そんな感じのものを書いていけばいいんじゃないか!という方向性にしようかな〜と考えているSaKiです、お久しぶりです。

11/29 とくのうジャパンDXライブ
11/30 ミチトレコ発ライブ

お越し下さったみなさま、本当にありがとうございます。
二夜連続でお越し下さった方もいらっしゃり、嬉しい限りです。
お客様の雰囲気が温かいライブって、演る側でも観る側でも、なんだか嬉しくなりますね。

さて、この二つのバンドで鍵盤を弾いていたわけですが、この二つのバンド、形態も曲調もぜんぜん違いますよね。なので、この二つのバンドにおける、私の鍵盤のアプローチの仕方の違いといいますか、拘りをちょっとお話してみようかな、と。

<とくのうジャパンDX>
こちらは打ち込みでほぼ曲が完成されているので、どちらかというとフレーズ再現型。
キメ、音色、フレーズ等は基本原曲をなぞり、ちょっと足りないと思った所に付け足して行く感じ。だから、ある程度Hornセクションとフレーズを分け合ってはいたものの、元が打ち込みなのでシンセサイザー系の楽器が多く、しかも場面によって一曲の中で音色がころころ変わるので、使っている音色数が今までのサポートバンドの中でいっちばん多いです。音色替えのタイミングがめちゃめちゃシビア。加えて私は黒鍵キーが弾けないので、場合によっては鍵盤の高さを変え、そして音色を変え…をほぼ瞬時にやらなきゃいけなかったりで、常に冷静でいないと出遅れる鬼門が多かったのです。
一番苦労したのが「絶望と未来のカンタータ」の二サビ後の部分。
間奏でシンセ系の音色で和音を弾く→音の高さを「+1」に上げ音色を「チェンバロ」にする→チェンバロのフレーズを弾いたのちすぐに「弦楽器」に音色替え一小節だけ弾く→再び最初のシンセ音に戻す
という場所がありまして、いわゆる絶対に冷静さを失っちゃいけない箇所、ですね。
ゲームで言うなら、制限時間内に脱出しなきゃいけなくて、少しでも無駄な動きがあると即ゲームオーバー、みたいな…
そんなフレーズの切り替えを、「いかに『苦労している』という素振りを見せず冷静に弾けるか」という、密かな挑戦をしていました。
実際本番かなり慌てちゃって、色々とバレていたような気がしますが…www


<ミチトバンド>
一方こちらは、アレンジを一から作る曲が多かったこともあってか、キメやビート等きまりごとは沢山あったものの、ある程度自由な感じで弾かせてもらいつつ、ミチトさん的にそのフレーズはないわーと思ったところを指摘して貰い、試行錯誤の上だいたいのフレーズを完成させた、という曲が多いです。逆に言えば、とくのうジャパンみたいに「この旋律を弾いていればまず間違いない」という安全地帯がほぼ皆無だったので、ちょこちょこギターとぶつかったりいろいろヘマをやらかしつつ、昨日のワンマンで披露させて頂いた状態に至りました。
こちらのバンドのへの拘りは、「いかにこの曲の良さを伝えるか」。
ミチトバンドは、今から3年前の11月頃に対バンした時はじめて観て、曲調が好みにドストライクだったこともあり、サポートになったからには、「ミチトさんの曲すっごく良い曲なんだよ!」という事を、曲の良さをひきたてるフレーズを弾くことで、一人でも多くの人に伝えられたらいいな、と思いつつ、毎度のライブのたびにいろいろ他のことやってみたり、ある程度気に入ってるところ、気に入ってもらってるところは同じことやったり、そんな感じです。
ギターのなごさんがまさにそういうフレーズを混ぜてくるから弾きながらうわーかっこいいーって心の中でいっつも叫んでるんですよね。特にお気に入りはストロベリー。

サポートをするという事は、他の人の音楽を体で受け止め、様々な知識やアイデアを吸収する、いわば勉強の場だと思っているので、あくまで「引き立て役」だけどいつも陰で密かに「目標」を立てて挑んでおります。

だから、いつも「ソロ演奏」を見に来て下さるお客様、
たまにはサポート演奏の方にも顔を出してくれると嬉しいなっ…!
そして、そのバンドを好きになってもらえるともっともっと嬉しいな!!

最後になりますが、
とくのうさん、とくのうジャパンDXバンマスの真さん、
ミチトさん、共演者のみなさま、本当におつかれさまでした。
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