いしかりミュージカル「ハチドリのひとしずく」 活動報告 2011年09月28日 告知が間に合わなくてすみませんでした… 記事を書いたのですが正常に反映されていなかったようです。 9月24、25日に公演された いしかりミュージカル「ハチドリのひとしずく〜いま、私にできること〜」の、楽曲制作を担当させて頂きました!! 舞台は、「どこにでもありそうな、しかしどこにもない」不思議の森「ファンタージア」。 足が速いチータ、角と蹄が自慢のバッファロー…森の動物たちは、自らの能力や特性を自慢し、他人を見下し、「この俺が世界一だ!」と見栄を張ってばかりで、心はバラバラ。 そんな自分勝手な動物たちに大地が怒り、森のシンボルである大木「マザー」に雷が落ち、森一面は火の海に…。 「火を消すなんてムリだ」「自分たちだけ助かればそれでいい」と、やはり協力しようとしない動物たちの中で、一匹、自分のできることを探すために動き出した、ちいさなちいさなハチドリ… ちいさなちいさなその一歩で、森の動物たちの心を、ひとつにすることができるのか? 自分ができない事を諦めたりせず、また人ができない事をバカにしたりせず、今、だれかのために、自分ができることを探そう、という、演出の金田一仁志さんがこの脚本に込めたメッセージは、震災や台風、そこから来る不況の波から立ち上がらなければならない私たちに、今いちばん必要なことなんじゃないかな、と思いました。 また、この作品を読んでいて、私はとある歌を思い出しました、「戦う君の歌を 戦わない奴らが笑うだろう」という、中島みゆきさんの「ファイト!」という曲。 中学生の時、(私の性格にも問題があったのですが/笑)いじめを経験した事があって、そんな時この歌を聞いて、随分と元気づけられました。 折角一生懸命つくった曲を聴かせても、笑われて、いじめのネタにされるだけ。一生懸命頑張ることを恥じるべきなのか…音楽は趣味の範囲で、聴いてくれる人だけに聴いてもらうべきなのか…なんて、考えたこともありました。 そんな歪んだ根性を叩き直してくれたのが、演劇との出会いだったなぁ。高校の演劇部はハードだったけど、得るものも沢山あった。辛かったからこそ、なにか一つ舞台が終わった時の達成感が半端なかった。部員との友人関係もあんまりうまくいかなくて、弱音ばっかり吐いてたけど、今となっては、みっともなかったなって思う反面、あそこにいなければ、今こんな風に演劇の音楽をつくったり、恥を捨ててライブパフォーマンスしたりなんて、できなかったんだろうなって思いますね。 自分にできることを精一杯こなすには、まず自分を信じることが大事ですよね。 でも、自分を信じることって、だれかを信じることよりもずっと難しいことだと思うんです。 そのうえ、誰かに頑張ってるところをののしられたら、自信なくなっちゃいますよね… でも、自分を信じて、励ましてくれる誰かを信じられた時、それが成功に繋がった時、「自分をここまで信じてきた事」が喜びとなり、確実に、「強さ」となって今後の自分を成長させてくれると思います。 私が大好きなゲームの歌で「信じられる人だけ いるわけないとしても 信じるハートだけは 捨てられないと知った」という一説があります。 「信じること」は辛くて、投げ出したくて、面倒で、厄介だけど、それでも、信じる事をやめない価値は、絶対にあると思います。 誰に、何に裏切られても、信じることをやめないで、自分にできることを精一杯これからもやっていけたらいいな。私だけじゃなくて、今このブログを見ている、みなさんも…。 PR